社長コラム4

本解説シリーズ

『ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣』

本日もジェームズクリアーさんの著書「ジェームズクリアー式複利で伸びる一つの習慣」という本のご紹介、第二弾を解説していきます。

今回は2つ目の「なりたい自分を決める」を解説していきます。

習慣化する為にはどうすれば良いでしょうか?

そうです。今回のタイトルにありますように、なりたい自分を決めて小さな行動を積み重ねるということです。

本書では習慣化できない人は意識する対象が間違っていると主張しています。

この意味を理解するためにまず本書では結果を得るためには3つの層があると言っていて、タマネギのような球体が3層構造になっていて1番表面が「結果」、2番目が「プロセス」、3番目の球体の中心が「アイデンティティー」、つまりセルフイメージとなります。

普通の人は求める結果を得るためにプロセス、つまり習慣化する行動を決めます。

例えば痩せたいと思うときに「痩せたいなあ~、そうだ、このダイエット法を続けたら痩せるんじゃないかな?」って考えますよね。この「痩せたい」というのが達成したい結果で「ダイエット法」というのが目的を達成するためのプロセスであり習慣化したいこと、ということです。

しかし本書では習慣化をするためには中心のアイデンティティーに意識を向けようと主張しています。ですので、まずはどのようなタイプの人になりたいかに意識を向けてみましょう。

例えば「私は健康的な人間になりたい」とか「私は健康的な人間だ」という風に自分のセルフイメージを変えたとしますよね。すると少しの距離を移動する必要があるときに健康的な人なら歩くかな?電車に乗るかな?、、、よし歩こう!というふうに判断できたりします。その他にも健康的な人ならポテチを毎日食べるかな?サラダを毎日食べるかな?、、、サラダを食べよう!というふうに判断できたりしますよね。

このようにアイデンティティーに意識を向けると行動が変わって、結果として体重が減ったりコレステロール値が下がるという結果に結びつくというわけです。

ですので習慣化する際にはまず目標や結果の達成とするのではなく「なりたい自分を明確」にし「どのようなタイプの人間になりたいか」を決めるようにしてみましょう。

そしてどのような人になりたいかに意識を向けることによって、実際に自分のアイデンティティーを変えることもできます。

本書では習慣とはアイデンティティーを具体的に表すものだと主張しています。

どういうことかと言いますと、自分が習慣的に行っていることは自分のアイデンティティーを示すということです。例えば頻繁に習慣的にジムに通っていることはアイデンティティーが「アスリート」だったり「健康的な人」だったり「意識が高い人」だったりしますよね。そこでなりたい自分のイメージを健康的な人にして、毎日サラダもしっかり食べ、毎週ジムへ通う習慣ができれば健康的な人というアイデンティティーを裏付ける証拠がどんどん集まってきて、実際にそのアイデンティティーの人間になることができるというわけです。

つまりまとめますと、なりたい自分を想像することで行動が変わりその行動が習慣となって、なりたい自分のイメージが実際に自分のアイデンティティーとなり、そのアイデンティティーが行動になり、その結果として自分が求めていた目標を達成できる。というわけです。ですので、まずなりたい自分を決めて小さな行動を積み重ねることから始めてみてはいかがでしょうか?

続きは次回にやります!

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